復活を果たして 真正面から見据える

ここまでの道のり

茨のウイニングロード

血まみれの歴史に

ひとつの答えが出る

あのねなんだかんだあって今年やっと本拠地で観劇できたんだよね(おそ)

…そしたらさなんか、いたじゃん?

デリシューのさ、フォレノワールって場面にさ、(今更?)

なんか上手の方にいたさ

美少年

アレなんだったんだ

プログラムには「美少年」としか書かれていない彼ら…

ほんとにその名の通りジルベールが2人分出てきたみたいな美貌で

あ、ジルベールは何食べでしか聞いたことないですすみません

何が衝撃だったかって、宝塚の歴史の中で舞台上に美しい少年が現れることなんて何度もあって慣れてたはずなのに、フォレノワールの「美少年」

に関しては今までの歴史でまず無かったであろう「怪しいお店の主である男」と「イチャイチャしてた」ってことなんですよ…

私宝塚ファンのくせに全く清く正しく美しくない人間だから、ああいったギリギリを攻めた場面にただでさえかなり弱かったんですよね

そこで、

まだまだ清く正しいはずであろう年頃の美しい少年がソファーの上で抱き合いながら座ってたり、「力」を持っているであろう中年程の男性を目の前に恍惚の表情で甘えたりキスもしちゃう…

それを見た瞬間私のオペラは彼らを掴んで離さなくなってしまって、彼ら以外の全てが壮大な額縁となり「美少年」という絵を彩る存在となっていた…

場面が終わってからもその衝撃が忘れられず、複数回観劇してもムラ楽配信のまさかのアップ抜きまで映したものまで見てもなお物足りなくて、

ムラ楽の後に何度も何度も思い出のかけらを吸っていくうちに記憶があやふやになって、次第にあれって本当にあったものなのかなって、存在を疑うようになってしまって、あれって幻だったんじゃないかなって

それくらい、みだらで妖しくて美しい光景は私の頭をおかしくしてしまった

でもやっぱり、あの光景をただ舞台の片隅で繰り広げられているお芝居として片付けていた世界線の人生なんて絶対に今よりもずっと楽しくなかったよね

だから美少年たちに出会えて本当に良かったです

いくら自分の頭がおかしくなっても、美少年たちがあの舞台で輝いていた記憶を一生美しいものとして、今後も死ぬまで、いや死んでもとっておくつもりです

最後に、美少年に出会わせてくれた全ての方々に、本当にありがとうございました!!!!!!